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2011-08-18

心温まる話1-2

※前回より続く

「この猫は、幸せだね」

その子はスンスンと泣いたままだったが、ちょっとだけ顔をあげてくれた。

僅かに見える目は「なんで?」と訴えかけているようだった。
それはそうだ。死んでしまったのに、幸せだなんて言うのだから。

「この猫は、幸せだ」

更に顔が上がる。

そしてとうとう
「なんで?」
と、たどたどしく声を出してくれた。

「この猫は幸せだ。そりゃ、あれだ…」
「?」
「こんなに綺麗に死ねたんだから」
「!?」

「普通、轢かれとそりゃ惨い死に様なんだ。内臓が飛び出るは、脳みそから脳髄まで地面に撒き散らして、挙句にカラスに啄まれて、追い討ちをかけるように更に車に轢かれて、影も形も分からないまでにペシャンコにされる。で、清掃者にゴミとして処分される。それからみたら、この猫は幸せ以外の何ものでもないよ」

「・・・・・・・・・・」


気がつけば、その子は泣き止んでくれていた。
若干嫌そうな顔をして。


いやー、ホントに今日は良いことをした。
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逆転の発想だね!
そんな事言われたら子供トラウマるわ!

来店感謝

来店感謝!

厳しいは、また時に優しいのだ。
洞口の深い愛と思ってくれw
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